透視図

「透視図」
維新派
大阪中之島GATEサウスピア

維新派

忙しくてブログの更新がご無沙汰になってしまいました。

初めて舞台芸術なるものを観に行ってきました。
まず簡単に舞台芸術が何か検索してみました。

舞台芸術とは(ウィキペディアより)
舞台芸術(ぶたいげいじゅつ、英語:performing arts)とは、演劇、歌舞伎、ミュージカルなど、舞台や空間上で行われる芸術の総称である。
音楽や美術、言語など、様々な要素が用いられるが、本質的には、表現者と観客が同じ時間と空間を共有しつつ、その場で作品の実体が生み出されていく形態の芸術を指す。
その際に、表現者が作品実体を提示していく場所が「舞台」であると定義できる。つまり舞台芸術とは、必ずしも劇場で行うことが成立の条件とされているわけではない。

なるほど、そうだったんですね。

それを踏まえた上で
透視図のあらすじをご紹介します。

ーひたすら走り続ける舞台。
都市の昼を夜を走り続ける少年たち。
走ることにより浮かび上がる都市のかたち。

病で入院している少年は夢を見る。
夢の中で彼は羊を数え始める。
99匹まで数えたが100匹目が迷子になっている。
少年は100匹目の羊と仲良くなり、羊のおばあさんの話や羊の話を聞く。
羊のおばあさんが大阪に来たのは昭和初期。
大阪はその昔、たくさんの川があった。
川と川に挟まれた大阪にある小さな島をおばあさんは転々として暮らしていた。
しかし、今は川は御堂筋や四ツ橋など道路に代わり、
昔の面影をなくしていた。

羊の話を聞いているうちに少年の容態が悪くなり、そして・・・。

ストーリーはあってないようなものなのですが、
舞台の途中でよく出てくるフレーズや人物設定が非常に大阪の歴史と結びついており、
近代化の進んだ大阪を象徴しているようでした。

内容が難しくて理解できない、解釈しきれないところがありました。
この講演は「水都大阪2014」のイベントの一環でした。
昭和初期の大阪の水にまつわる歴史を知っているとよりおもしろかったかもしれません。

会場には正方形の小さな舞台を敷き詰めており、
その間や上をキャストが走ったり歩いたりしていて
非常に幻想的でした。

しかし、舞台芸術を見慣れていないせいだと思うのですが、
どこの着目していいのかわからず、
私には難易度の高い芸術でした。

維新派は松本雄吉さんを中心として関西を主に活動拠点としている大阪発祥の舞台芸術集団です。
野外公演のたびに巨大な劇場を建設するのが特徴です。
「移民」や「漂流」をキーワードに舞台演出に映画の手法や伝統芸能の手法を取り入れた
独自の世界を築いており、海外からの注目度も高いそうです。
大阪の野外公演は久しぶりだそうですが、
また機会があったら観に行きたいです。

参考
◆ウィキペディア
◆維新派