山本二三展 リターンズ
-天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女-
会場:神戸ゆかりの美術館
会期:2016年7月16日~2016年9月4日
ルパン三世、天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫ー
日本人なら一度は見たことがあるこれらの作品を影から支えた美術家、山本二三(にぞう)の展覧会に行ってきました。
山本二三氏(神戸ゆかりの美術館HPより)
この方、経歴が面白く、もともとは建築関係の勉強をされていました。ですが、どういうきっかけかはわからないのですが、未来少年コナンで美術監督に抜擢。若干24歳だったそうです。お若くて成功した方ですね。
普段、アニメーションとして動画で見ているので、なかなか一つのシーンを静止画としてみることができないので、非常に興味深かったです。
特に初期の天空の城ラピュタなどは今のようにパソコンで描くのではなく、手書きなので細部の美しさが光ります。遠くからみれば本当に写真のように見え、とくにもののけ姫の背景画はまるで実際にある風景の中にいるように錯覚しました。
会場内ではアニメーションの用語などをわかりやすく解説しています。普段何気なくアニメを見ているので、本当に「へえー!」と唸るものばかりでした。
所狭しと飾られた作品以外にも、天井からぶら下がる大きな布のようなものにプリントされた作品、受付前にある記念撮影用のセットなど狭い空間を生かして様々な手法で作品を見せていました。
色々な年代の方が来られていたので、じゃりん子チエや未来少年コナンなどの背景画もあったので、世代の方は懐かしくなるのでしょうね。
なんだかもう一度ジブリ作品を見たくなりました。
◆参考◆
神戸ゆかりの美術館