ニュイブランシュKYOTO2014

「ニュイブランシュKYOTO2014」
黒田アキ
近藤高広
京焼登り窯跡地(旧藤平)
10月初旬にアートイベントのボランティアをして参りました。
担当だったのは「京焼登り窯跡地(旧藤平)」という会場で受付を担当していました。
展示していた作家さんは
黒田アキさん

近藤高広さん。

その日がオープニングパーティで受付から離れならず、
残念ながら全く展示が見れなかったのですが(非常に残念です)、
陶芸は全くの無知ですので調べてみました。

黒田アキさん
本名: 黒田 明比古(くろだ あきひこ)、1944年10月4日 –
京都府京都市出身でフランス・パリ在住の日本人画家。
過去に画家、舞台芸術、美術文芸誌「ノワズ」、「コスミッシモ」を創刊、編集。
安藤忠雄やリチャード・ロジャースとのコラボレーションなど。
多彩な才能を発揮されています。
氏は、一枚のカンヴァスと対峙する画家であると同時に、
不安定で予期しがたい状況を軽やかに、且つ確実に足跡を残しながら、総合的な表現を続けている希有な作家。

黒田アキ
黒田アキ作品02

黒田アキ作品01

近藤高広さん
1958年9月4日-
京都府出身の陶芸家・美術家。祖父は人間国宝の近藤悠三さん。
この方の経歴が非常に面白く、学生時代は卓球に精を出しており、
全日本学生卓球選手権のダブルスチャンピオンになるなど、卓球界の有名人でした。
一般企業に就職するものの、26歳の時に叔父で陶芸家の近藤豊さんの死がきっかけで
陶芸家の道に進みます。
やはり家系でしょうか。卓球で培った精神力、体力と備わった才能が開花し、
数々の賞を受賞しています。
現在では海外でも活躍しているそうです。

近藤高広作品01

近藤高広作品02

近藤高広作品03

最後に今回の会場だった「京焼登り窯跡地(旧藤平)」のご紹介。

普段公開されていない場所だそうで、
そんな貴重な場所で受付をさせていただいてうれしかったです。
全く中を散策できなかったのが残念ですが。
もともと焼き物を焼く窯の跡地なので、そんなに広くはありません。
しかし、地下のような場所もあり、子供や大人まで楽しそうに探検されている方を数多く拝見しました。

ここは京都市内に残る最大規模の登り窯(長さ15m、幅4.8m、焼成室8室)だそうです。
登り窯とは陶器などを大量生産するために使用していた窯で、
炉内の各製品を焼成時に一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態のことをいうそうです。

ちなみに場所は京都五条徒歩10分程度です。

登り窯
写真は登り窯の写真です。

参考
ニュイ・ブランシュKYOTO
ウィキペディア(黒田アキ)
MORI YU GALLERY
ウィキペディア(近藤高広)
京焼登り窯跡地(旧藤平)

世界報道写真展

「世界報道写真展」
ハービスHALL大阪

「世界報道写真展」とは
世界報道写真展は1956年オランダのアムステルダム発祥のドキュメンタリー、報道写真の展覧会。
今回は第57回目で132の国と地域、5,754人のプロの写真家参加の中から62作品が出展されていました。

「現代社会の問題」、「日常生活」、「自然」、「スポーツ・アクション」の部などカテゴリー別に競われ、
各カテゴリーで優秀な成績を収めた写真家の作品が展示しています。

報道写真ってお堅いとか変な偏見があったんですが、
今回写真を見て驚きました。

どうやってこの瞬間に巡り合えたのか不思議なくらい
敵地や爆撃地、緊迫した状況の中を
被写体に接近して撮影しており、
私も同じ現場にいたかのような錯覚に陥りました。
しかし、ただ物々しい雰囲気の中を撮影しているのではなく、
悲惨な光景を捉えた写真さえもまるで映画のセットのようで
非常に美しく見えました。

私が特に気に入った作品をいくつかご紹介します。

●スポットニュースの部
単写真2位
米国
タイラーヒックス
ボストンマラソンでの爆弾事件。

Image3

●現代社会の部
単写真3位
メキシコ
クリストファー・バネガス
犯罪組織による他の組織への報復として
橋の下に吊るしおろされた3人の遺体

それにしても、写真が原画じゃなかったのは非常に残念でした。
入場料も700円と安かったので仕方ないのでしょうが・・・。
欲を言えば生の写真が見たかったなあ。

大阪の展示は終わってしまったけど、
全国で時期をずらして開催しているようです。

参考文献
朝日新聞主催「世界報道写真展」