白川美術野外展

「白川美術野外展」

会場:京都市岡崎~知恩院を流れる川の中
会期:2015年3月8日~22日

偶然京都の近代美術館近くを歩いているとおもしろい展示を発見しました。
白川という川が京都市にあるのですが、
なんとその川の中に作品を展示しているのです。

白川野外美術展

主催は京都市彫刻家協会という団体。

白川は知恩院や平安神宮(近代美術館はその隣にあります)の近くにあり、
小さな小川で川辺を家族連れから観光客まで様々な人が通る閑静な場所です。

急いでいたのでじっくり見れなかったのですが、
こうやっていろんな人に開かれた展示をされているのは
素晴らしい試みだと感銘しました。

作品とは直接関係ないのですが、
川なので水鳥が遊びに来ているのですが、
鳥が寄ってくる作品と全く寄り付かない作品とがありました。
やはり色が派手で見た目がちょっと怖いものには寄ってきていないようです。

自然の中に展示するので、そういうところまで考えて作品を作るのも面白いでしょうね。

◆参考◆
京都市彫刻家協会

佐古馨×山﨑克己

佐古馨「立体展」
佐古馨×山﨑克己「花の器展」

会場:ギャラリーH.O.T
会期:2014年9月15日日~27日

佐古馨さん

佐古馨×山﨑さん 佐古さん×山﨑さん02

立体造形作家の佐古馨さんの個展と佐古さんとフラワリストの山﨑さんがコラボレーションした展示でした。

個展の方では、佐古さんが約1,2メートルほどの巨大な立体造形を2対制作されていました。
煙突のような土でできた部分から雨が入り、木の両端から溜まった水が出ていくイメージだそうです。
今年は水害が多くあったので、それをイメージされて制作されたのでしょうか。

フラワリストの山﨑さんとコラボレーションした展示では、佐古さんが木工ろくろを使用して制作した木の器に山﨑さんがフラワーアレンジメントを施す、というものでした。
まず、木の器はすべて手作りのため、一つ一つ同じものがないのはもちろんなのですが、
時間の経過とともに器が湿気を含み、ほんのわずかではありますが、たわみ、それがいい味になっていました。
フラワーアレンジメントの山﨑さんはヨーロッパ(確か北欧だったと思います)で修業されていたそうで、
日本人と感覚が違い、面白かったです。たとえば、松の葉を逆さにして活けるなど。
素人目の感想なのですが、無駄な要素がないアレンジなのですが、非常に華やかに見えます。それは大胆な構図、活け方でアレンジされているからかなと。

非常にいいコラボだったと思います。
思わず、器が欲しくなりました。
山﨑さんは大阪・福島でお店を出展されていて、アレンジメント教室も開いているようです。

◆参考◆
佐古馨
花福
ギャラリーH.O.T